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池上総合病院訪問記

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2025 年 2 月 12 日 東急池上線の池上駅近くで診療を行っている池上総合病院の繁田明義院長をお尋ねさせていただきました。池上総合病院は 384 床で循環器、心臓外科、整形外科はじめ、その他一般急性期診療を非常に活力的に行っている病院です。当院でも心臓の外科手術が必要な症例などはドクターカーで迎えにきてくださったり、また当院の今年度の整形外科の不在時の救急対応や腎不全患者の受け入れなどをしてくださり大変助けていただきました。またその他にも療養・地域包括ケア・回復期リハビリ病棟などを備えて、地域に根ざした病院として活動し、東急線の駅の直近ですが、3つの路線外の駅への巡回バスも運営しており、非常に患者さんの利便性を上げておられます。救急室や手術室の見学もさせていただきました。年間 5000 台弱の救急車を二次救急で受け入れていらっしゃるとのことでした。元々は東海大学と関連の深い病院で、以前は元東海大学学長の黒川清先生が理事長をされていたともお聞きしました。当院から車で 30 分ほどの距離にありますので、医療圏としては離れておりますが、今後もお互いに密な連携で大田区の医療に貢献してゆきましょうとお約束してまいりました。(森田記)

高野病院 高野研一郎院長訪問

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大鳥居の駅前、環八沿いに 90 年の歴史をもつ高野病院はあります。研一郎院長のお祖父様の代から地域の医療を守る病院として、急性期病院、そして今は慢性期の患者さんたちを診療する病院として、 「自分が受けたいと思う医療を目指す」 というスローガンで運営されています。当院には多くの患者様のご紹介をいただき、慢性期患者の急変や、当院の患者の転院もお願いしています。代々ご夫婦で医師として診療をされ、まさに地域の医療を背負ってこられました。今後も引き続き長く密な連携をお願いして参りました。(森田記)

AED体験会

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BIG FUN 平和島で「 AED 体験会」と題し、トレーニング用 AED を用いた一次救命処置( BLS )を一般の方々に体験していただきました。参加者には家族連れも多く、小学生のお子さんからは「明日、学校で AED を探してみる!」といった頼もしい言葉も聞けました。 総務課 中野次郎記

高尾みころも霊堂で令和6年産業殉職者合祀慰霊式が厳かに実施されました

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高尾の山の麓に、独立行政法人労働者健康安全機構が管理する産業殉職者を葬る高尾みころも霊堂という11階建ての大きな御堂があります。昨日、厚生労働大臣(代理)をはじめとする来賓、本機構理事長および機構理事全員と、殉職者の関係者500名余ほどが集まって、合祀慰霊式が開催されました。今回は我々東京労災病院が救護担当でしたので、私含め末永看護師長(救急病棟担当)、谷口救命救急師、関口運転手とともに4名で救護にあたりました。幸い怪我人や、病気の人は発生せず、なんとか無事に式典を終えることができました。高尾みころも霊堂には初めて訪ねさせていただきましたが、昭和47年に労災保険法20周年を記念して建てられ、これまでに27万人超の御霊を慰霊・敬仰している施設です。産業殉職者は本霊堂が建立された昭和40年代後半には年間5000名を超えるかたが被災されていましたが、昨年は2500名弱だったようです。少なくなったとはいえ、今後の働き方改革や職場安全の更なる向上が望まれるところです。写真で見ただけですとなんか近未来の漫画から出てきたような形の建物だなと思いましたが、実施にみると迫力があって、立地もとても静かな厳かなところでした。病院から2時間弱要しましたが、静かで厳かな時間を過ごしました。(森田)

屋上から見たアトラス彗星

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コメント:夜景も綺麗でした 中央リハビリテーション部 足立博史

タカハシクリニック訪問記

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JR蒲田駅と京急蒲田駅のちょうど中間あたりで1990年から精神科・心療内科クリニックを運営していらっしゃる高橋龍太郎先生を当院脳外科部長・両立支援センター担当部長の加藤先生、伊東医事課長と共に訪問させていただきました。アルコール依存症のプログラムやデイケア・ナイトケア、認知行動療法、心理カウンセリング等に力を入れて診療をされています。特に現在我々の法人の重要な役割である両立支援や地域産業保険総合支援という面では、精神障害による労災請求が非常に多くなっており、R5年には全国では3500件、東京都内では750件と指数関数的な増加を見ており(R1年の倍)早急な対策が必要です。当院精神科の山田部長は東京地産保センターのメンタルヘルス対策支援アドバイザーを委嘱されておりますが、メンタルヘルス障害による職場復帰率は極めて低く、広く多くの患者を扱いまた予防するには時間と労力を要します。ぜひ高橋先生にもご協力いただけるようお願いしてまいりました。また今後も医療面で、当院の強みである脳神経疾患治療・認知症治療などの面でも連携をお願いしてまいりました。  先生は ニッポン放送のテレホン人生相談の精神科担当を15年以上担当され、また多くの書籍も出版されています。  高橋先生のクリニックの情報は こちら   さらに高橋龍太郎先生は別の面もお持ちで、草間彌生さんはじめ日本の戦後の現代アートに極めて造詣が深く、 コレクション は3500点。現在 東京都現代美術館では高橋先生のコレクションの一部の展覧会が開催されています 。当院も少しずつ美術展示にも力を入れたいと思っており、今後も色々お教えいただきたいと思います。  森田記

お勧め電子図書 認知症といわれたら

外来の待ち時間、電子書籍はいかがでしょうか。大田区電子書籍サービスについては こちら 。東京労災病院の無料Wi-Fiについては こちら 。 認知症と診断された方、そのご家族には、「認知症といわれたら」をおすすめします。著者の繁田雅弘先生は、東京慈恵会医科大学精神科教授などを歴任、現在は栄樹庵診療所院長としてご活躍です。学会などでご指導いただいております。 電子本と違い、「返却」があります。読み終わったら他の方が読めるように「返却」しましょう。 脳神経内科部長 三品雅洋