くどうちあき脳神経外科クリニック訪問記

私の古くからの知人で東京労災病院脳神経外科のOBでもある工藤千秋先生を訪問させていただきました。大病院での専門化・分断化された医療ではなく患者さんに寄り添い侍る医療を求めて2001年に大森で開業され、6年後に現医療施設に移られています。先生は漢方もアロマテラピーもお詳しく、院内は癒しの場と宣言されている通り、とても穏やかで優しい雰囲気に包まれています。入り口脇にあるフレスコ画も素晴らしく、今日は一際暑かったのですが、窓際には水が流れ、かすかに癒しの音楽が流れています。もちろん匂いもアロマ系です。患者さんたちが、本当に穏やかな顔をされているのが印象的でした。 

施設はMRI,CTを完備しており、4Fには毎日脳に良いプログラムを組んだ18名限定のデイケア施設、訪問看護、訪問診療、在宅医療にも積極的に取り組まれています。先生がホームページに書かれている文章を読めば、ここまでの道のりが決して平坦ではなかったことが伺えますが、先生のおっしゃる「いつも皆さんのかたわらに」をまさに実践されていると思いました。以前より当院には脳神経内科での認知症治療薬(レケンビ)のコンサルトなどで患者さんを送ってくださっていますし、また私個人宛には大学時代に脳外科手術の必要な症例など送っていただいておりました。今後もより一層の連携をお願いしてまいりました。 

院長 森田明夫

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