高尾みころも霊堂で令和6年産業殉職者合祀慰霊式が厳かに実施されました
高尾の山の麓に、独立行政法人労働者健康安全機構が管理する産業殉職者を葬る高尾みころも霊堂という11階建ての大きな御堂があります。昨日、厚生労働大臣(代理)をはじめとする来賓、本機構理事長および機構理事全員と、殉職者の関係者500名余ほどが集まって、合祀慰霊式が開催されました。今回は我々東京労災病院が救護担当でしたので、私含め末永看護師長(救急病棟担当)、谷口救命救急師、関口運転手とともに4名で救護にあたりました。幸い怪我人や、病気の人は発生せず、なんとか無事に式典を終えることができました。高尾みころも霊堂には初めて訪ねさせていただきましたが、昭和47年に労災保険法20周年を記念して建てられ、これまでに27万人超の御霊を慰霊・敬仰している施設です。産業殉職者は本霊堂が建立された昭和40年代後半には年間5000名を超えるかたが被災されていましたが、昨年は2500名弱だったようです。少なくなったとはいえ、今後の働き方改革や職場安全の更なる向上が望まれるところです。写真で見ただけですとなんか近未来の漫画から出てきたような形の建物だなと思いましたが、実施にみると迫力があって、立地もとても静かな厳かなところでした。病院から2時間弱要しましたが、静かで厳かな時間を過ごしました。(森田)